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ホーム 社会貢献活動 オープンカレッジ オープンカレッジ 講座一覧 2022年 第1期「コロナを知って、賢く備える8ヶ条」

2022年 第1期「コロナを知って、賢く備える8ヶ条」


《ウエブ配信》最新医学講座 オープンカレッジ 2022年 第1期のご案内
  • [開講日程] 令和4年5月27日(金)~令和4年7月15日(金)
  • [応募受付期間] 令和4年4月18日(月)~令和4年5月6日(金)
  • [選考結果] 令和4年5月18日(水)
  • [コーディネーター]名古屋市立大学大学院医学ハントカジノ科 心臓血管外科学分野 教授 須田久雄
 新型コロナ感染症の報道がない日はありません。情報が氾濫し、一体何を信じていいのか悩ましい日々です。
そこで本講座では、ウイルスとは?コロナ肺炎とは?といった原点のお話にはじまり、医療現場の現状と苦悩、集中治療の実際と治療薬について解説し、さらにあまり報道されない小児や妊婦での注意点やメンタルヘルスの問題まで、各領域の専門家による横断的なお話しを予定しています。コロナを正しく理解して共存していく術を、皆様と一緒に考える機会になるものと期待しています。
この講座が行われる頃には、コロナ禍が収束に向かっていることを願いながら、いつまた襲って来るかわからない次の波に賢く備える8ヶ条をお伝えします。

●第1回 5月27日 (金) 配信

ウイルスとは何か:新型コロナウイルスを正しく理解するための基礎知識

名古屋市立大学大学院 医学ハントカジノ科・ウイルス学 奥野 友介
ウイルスは特別な性質を数多く有する病原体です。例えば、人や細菌を含めたほとんどすべての生物は自分の力で増殖できますが、ウイルスは他の生物の助けなしには決して増殖できません。また、すべての生物はDNAという分子からなる遺伝情報を用いますが、ウイルスはRNAも遺伝情報として用いることができます。ウイルスが有する病原性と特別な性質の紹介から始めて、新型コロナウイルスとそれが引き起こす感染症を正しく理解するための知識を伝達できればと思います。

●第2回 6月3日 (金) 配信

ハントカジノってどんな病気?

名古屋市立大学大学院 医学ハントカジノ科・呼吸器・免疫アレルギー内科学 金光 禎寛
ヒトに感染するコロナウイルスは従来4種類知られており、『かぜ』の主な原因です。2019年12月に中国の武漢で発生したSARS-CoV-2という新たなコロナウイルスによる感染症を『ハントカジノ(COVID-19)』といいます。多くのかたは無症状、軽症で自然に病気が治りますが、一部のかたで肺炎になり、体の中の酸素の量が不足します。肺の広い範囲に炎症が拡がると、人工呼吸器の力を借りないと体に必要な酸素量が取り込めなくなってしまい、命に関わることもあります。COVID-19の症状や特徴について、今までの診療経験もふまえてお話ししたいと思います。

●第3回 6月10日 (金) 配信

COVID-19との戦い~診療の現場から~

名古屋市立大学医ハントカジノ附属東部医療センター 感染症センター 長谷川 千尋
未知のウイルスとの戦いは診断法や治療薬といった“病気そのものに対する診療”と職員や他の患者さんを守るための“院内感染対策”だけでなく、患者さんや職員のメンタルヘルス、物資の供給、診療体制など多くの課題がありました。名古屋市の初動病院として、COVID-19が日本に入ってくる前にどこまでの備えができていたか、また実際に患者さんを受け入れ始めて整備の必要にせまられたことなど、これまでの現場の状況をお伝えします。

●第4回 6月17日 (金) 配信

COVID-19で聞いたECMOとは? ~集中治療領域での医療機器をご紹介~

名古屋市立大学病院 臨床工学室 田島 志緒里
医学は日々進歩しており、現在では、肺や心臓、腎臓など、さまざまな臓器の代わりをする医療機器も集中治療の現場で活躍しています。コロナ禍になり、集中治療室やECMO(エクモ)と言った言葉を耳にされたと思います。ECMOとは、ポンプを用いて血液を体の外に導き、人工肺で酸素化を行い、体に戻す医療機器です。この医療機器を使用している間に、自分の肺を休め、重症呼吸不全の治療を行っています。いつもの医療をメカニカルな観点から、切り口を変えて、臨床工学技士の視点からご紹介します。

●第5回 6月24日 (金) 配信

COVID-19に対するワクチンと薬物治療について

名古屋市立大学病院 薬剤部 近藤 祐樹
COVID-19に対する医薬品の開発が進められ、2022年3月現在では予防としてのワクチン、薬物治療としての抗ウイルス薬や中和抗体薬の有効性が示され、国内で承認されています。また、抗炎症作用を期待した免疫抑制・調節薬や血栓症予防の抗凝固薬も使用されています。COVID-19の薬物治療の治療戦略としては、これらの医薬品を患者さんの背景や重症度等に応じて適切に使用することが重要となっています。今回は、COVID-19に対する医薬品の有効性、副作用、作用機序や使い分けについて、また現在の日本国内における新薬の開発状況も含めてお話しさせていただきます。

●第6回 7月1日 (金) 配信

妊婦とハントカジノ~知っておきたいあれこれ~

名古屋市立大学医ハントカジノ附属東部医療センター 産婦人科 小島 和寿
妊娠とコロナウイルス感染について様々な疑問をお持ちではないでしょうか。・妊娠時にかかるとどうなるの? 薬物は投与できるの?  ・胎児への影響は?・出産はどうなるの?  ・授乳はできるの?  ・ワクチンは安全なの?  などなど。本講演では、妊婦の感染状況や重症化リスクについて、妊娠中に感染した場合の胎児への影響、分娩方法・管理、新生児との接触や授乳の影響などについてお話し致します。また妊娠中の予防について特に妊婦さんに知っておいていただきたいことや、妊娠中のワクチン接種についても様々な疑問にお答えしたいと思います。

●第7回 7月8日 (水) 配信

コロナウイルス感染症とメンタルヘルス

名古屋市立大学医ハントカジノ附属西部医療センター 精神科 奥山 徹
コロナウイルス感染症にかかることは、命を脅かされたり社会生活上大きな制限を受けたりする可能性があることから、「コロナになったらどうしよう」という強い不安を感じる方がいます。また、感染拡大を防ぐためにさまざまな社会活動の制限が行われていますが、その結果としてこころの健康が損なわれたように感じる方もいます。 この講義では、コロナウイルス感染症が個人にも社会にも様々な影響を及ぼす中で、どのようにしてこころの健康を維持していくか、どのようなこころのあり方が望ましいか、ということを中心にお話しします。

●第8回 7月15日 (金) 配信

小児とCOVID-19 ワクチンの是非?

名古屋市立大学大学院 医学ハントカジノ科・新生児・小児医学 伊藤 孝一
小児のハントカジノ(COVID-19)症例の大多数は軽症であり、人工呼吸器を必要とする重症例はごく一部です。一方、小児ではCOVID-19罹患から2-6週後に川崎病を疑わせるような多臓器系にわたる強い炎症を起こす病態(多系統炎症性症候群)が続発することがあります。また、mRNAワクチン接種後の心筋炎・心膜炎は思春期・若年の男性に多いことが報告されています(頻度はごくまれです)。これら小児・思春期特有の課題をお話させていただきます。