NCUサステナブル・ワークショップ2023開催報告
2023年11月4日(土)にNCUサステナビリティ・シンポジウム2023「住から考える持続可能な都市 名古屋」(ハントカジノ 登録ボーナス人文社会学部心理教育学科曽我幸代研究室主催、名古屋市・名古屋市教育委員会・ハントカジノ 登録ボーナスSDGsセンター後援)を開催しました。
住というと、住宅や建築、まちづくりという印象を受けるかもしれませんが、それには経済や社会システム、自然のバイオリズムが深く関わっています。住は、私たちの生活そのものです。これまでにテーマに掲げた食や防災は、SDGsのゴールにもある貧困や飢餓、健康、エネルギー、気候変動、生物多様性にも深く関わっていました。住も同様に、複合的かつ分野横断的なテーマであり、それはSDGsを包括的に捉え、各ゴールやターゲットにあげられていない状況にも目を向けさせます。「住」をどの切り口からみるのかによって、その現れ方は異なり、またそれは文化による差異にもつながります。
そこで、今回はさまざまなことに関連する「住」を通して、自らの暮らしや営みをふり返り、どのような持続不可能な状況を生み出しているのか、またいかに持続可能なあり方にシフトできるのかを考える機会としたいと思いました。これまでの開発がこうした差異に目を向けずに一様に繰り返されてきたのだとすれば、私たちの住環境に現れる多様性は失われていきます。私たちがどのような社会を求め、どのような開発のあり方を望むのかを考え、それを実行に移していく必要があることを改めて共有することの大切さを再確認できる機会となりました。それは、SDGs未来都市という看板を掲げる名古屋という都市社会において、社会的公正や環境保全に配慮した開発のあり様がなされているのかを自らの足元から考える契機とも言えるかもしれません。
そこで本ワークショップでは住とSDGsを掛け合わせ、不確実性の高い時代に生きる私たちにとってすべきこととは何かを考えました。子ども・若者の視点から、何が問題で、それらにどのように取り組むことが求められるのかを考え、発表しました。その上で、SDGsのアイコンを街中でよく見掛けるようになった昨今のSDGs未来都市としての名古屋のあり様を考え、参加者全員で自らの足元から考えました。
開催日時・場所
2023年11月4日(土)午後1時半から3時半まで
ハントカジノ 登録ボーナス滝子キャンパス1号館2階201教室他
スケジュール
13:30 - 13:40 開会の挨拶・趣旨説明
13:40 - 13:45 ワークショップの説明・各会場へ移動
13:45 - 14:35 高校生・大学生協働ワークショップ
14:40 - 15:20 全体会
15:20 - 15:30閉会の挨拶(SDGsセンター長 薬学研究科教授 林秀敏)
参加校・ゼミ
高校生:ハントカジノ 登録ボーナス北高等学校
ハントカジノ 登録ボーナス名東高等学校
名古屋経済大学市邨高等学校
大学生:ハントカジノ 登録ボーナス看護学部地域保健看護学ゼミ
ハントカジノ 登録ボーナス人文社会学部心理教育学科曽我ゼミ
以下に、参加した高校生・大学生の感想を共有します。
【高校生】自分は防災についての学びを発表したが、他のテーマに関することだとしても、全部の共通点としてコミュニティの繋がりが挙げられて、うまくコミュニティ資源の活動をすることで、コミュニティの繋がりが強くなると感じました。また、他のグループの意見を聞いて、コミュニティの繋がりが強まっていく中でうまれる価値観の違いがあるが、それは合わせる必要がなく、互いに尊重していくのが良いと思いました。
【高校生】他校の子が何を学んでいるのか、どんな活動をしているのかを知る良い機会になった。「人とのつながり・関わり」をテーマにしているグループが多かったが、こういうワークショップに参加し、校外でのコミュニティを作ることも大切だと思った。
・価値観は違うから、様々な価値観にふれ合ってみる。
・オンラインイベントばかり参加したり企画したりしているので、オフラインのイベントを企画して地域での交流を作るのは楽しそう。
・私は人、地球は人中心ではない(もっと視点を広げて考えないかん)。
【高校生】自分の高校だけでも他の子の意見や感想に対して“発見”や“気付き”があったけど、他の高校や年の違う人達の違う視点からの意見や考えを聞いて新しい発見がたくさんありました。普段の高校生活では、同じ学校同士での意見交換の場はたくさんあるけど、違う学校の人達と話をしたりする機会はあまりないので、楽しかったです。
【高校生】今回、それぞれの違い学生が、半年~一年間かけてやったこと、学んだことを聞いて、例えば、“防災”や“看護”、“食”など問題点を見た時に、それができるために、“人と人で協力”しないとできないことに気づき、人をもっと大事にしようと思いました。もっと子どもや高齢者を大切にしていけるような町づくりをしたいです。
【高校生】「住」というテーマにすると、その結論もバラバラになると思っていた。けれど、皆たどりつくところは同じで、その過程はグループごとに様々だった。自分と同じ考えや違う考えもあり、とても興味深かった。
【大学生】「人とのつながり」を問題点としているグループが多く、誰もが問題意識をもっている一方で、つながりが希薄化している現状があり、行動に結びつけることが難しい問題なのだろうかと思いました。
【大学生】所属する学部や学科によって、同じ住であってもその見方は様々であり、非常に興味深かった。防災や食、地域環境やその土地に住む人々など、住には様々な要素が存在しているが、その根底にいるのは、その地域に暮らす人々であり、人々がつながって、協力し、コミュニティを築きあげることで、これらの問題にアプローチ、解決していけるのだということを学んだ。とても良い経験をすることができました。
【大学生】色々な学校の方の学びが聞けて良かったです。改めて自分の周りの住環境についてや、将来の環境について考え、持続可能性、この先も住み続けていくことが出来る住を考えるきっかけになりました。今後も色々な人が自分のこととして、住環境を考えていくことが出来ると良いコミュニティになっていくのかなと思いました。
【大学生】発表を聞いたり、話し合いをしたりして、人とのつながりとそれをつくるためのイベントが大切だと感じました。今の社会は「個」を尊重していて、それが影響して人とのつながりがうすれていると分かりました。挨拶など気軽にできることからはじめて、サロンや町内のお祭り、ワークショップなどのイベントへの参加につながると分かりました。子どもから高齢者まで幅広い世代が参加し関わり合えることが大切で、みんなが楽しめることも重要だと強く感じました。
【大学生】高校生たちの取り組みや課題意識を聞いて、大学生である自分も本当に勉強になりました。人間中心の暮らしではなく、“地球中心”の視点による暮らしづくりの必要性を強く感じました。
住というと、住宅や建築、まちづくりという印象を受けるかもしれませんが、それには経済や社会システム、自然のバイオリズムが深く関わっています。住は、私たちの生活そのものです。これまでにテーマに掲げた食や防災は、SDGsのゴールにもある貧困や飢餓、健康、エネルギー、気候変動、生物多様性にも深く関わっていました。住も同様に、複合的かつ分野横断的なテーマであり、それはSDGsを包括的に捉え、各ゴールやターゲットにあげられていない状況にも目を向けさせます。「住」をどの切り口からみるのかによって、その現れ方は異なり、またそれは文化による差異にもつながります。
そこで、今回はさまざまなことに関連する「住」を通して、自らの暮らしや営みをふり返り、どのような持続不可能な状況を生み出しているのか、またいかに持続可能なあり方にシフトできるのかを考える機会としたいと思いました。これまでの開発がこうした差異に目を向けずに一様に繰り返されてきたのだとすれば、私たちの住環境に現れる多様性は失われていきます。私たちがどのような社会を求め、どのような開発のあり方を望むのかを考え、それを実行に移していく必要があることを改めて共有することの大切さを再確認できる機会となりました。それは、SDGs未来都市という看板を掲げる名古屋という都市社会において、社会的公正や環境保全に配慮した開発のあり様がなされているのかを自らの足元から考える契機とも言えるかもしれません。
そこで本ワークショップでは住とSDGsを掛け合わせ、不確実性の高い時代に生きる私たちにとってすべきこととは何かを考えました。子ども・若者の視点から、何が問題で、それらにどのように取り組むことが求められるのかを考え、発表しました。その上で、SDGsのアイコンを街中でよく見掛けるようになった昨今のSDGs未来都市としての名古屋のあり様を考え、参加者全員で自らの足元から考えました。
開催日時・場所
2023年11月4日(土)午後1時半から3時半まで
ハントカジノ 登録ボーナス滝子キャンパス1号館2階201教室他
スケジュール
13:30 - 13:40 開会の挨拶・趣旨説明
13:40 - 13:45 ワークショップの説明・各会場へ移動
13:45 - 14:35 高校生・大学生協働ワークショップ
14:40 - 15:20 全体会
15:20 - 15:30閉会の挨拶(SDGsセンター長 薬学研究科教授 林秀敏)
参加校・ゼミ
高校生:ハントカジノ 登録ボーナス北高等学校
ハントカジノ 登録ボーナス名東高等学校
名古屋経済大学市邨高等学校
大学生:ハントカジノ 登録ボーナス看護学部地域保健看護学ゼミ
ハントカジノ 登録ボーナス人文社会学部心理教育学科曽我ゼミ
以下に、参加した高校生・大学生の感想を共有します。
【高校生】自分は防災についての学びを発表したが、他のテーマに関することだとしても、全部の共通点としてコミュニティの繋がりが挙げられて、うまくコミュニティ資源の活動をすることで、コミュニティの繋がりが強くなると感じました。また、他のグループの意見を聞いて、コミュニティの繋がりが強まっていく中でうまれる価値観の違いがあるが、それは合わせる必要がなく、互いに尊重していくのが良いと思いました。
【高校生】他校の子が何を学んでいるのか、どんな活動をしているのかを知る良い機会になった。「人とのつながり・関わり」をテーマにしているグループが多かったが、こういうワークショップに参加し、校外でのコミュニティを作ることも大切だと思った。
・価値観は違うから、様々な価値観にふれ合ってみる。
・オンラインイベントばかり参加したり企画したりしているので、オフラインのイベントを企画して地域での交流を作るのは楽しそう。
・私は人、地球は人中心ではない(もっと視点を広げて考えないかん)。
【高校生】自分の高校だけでも他の子の意見や感想に対して“発見”や“気付き”があったけど、他の高校や年の違う人達の違う視点からの意見や考えを聞いて新しい発見がたくさんありました。普段の高校生活では、同じ学校同士での意見交換の場はたくさんあるけど、違う学校の人達と話をしたりする機会はあまりないので、楽しかったです。
【高校生】今回、それぞれの違い学生が、半年~一年間かけてやったこと、学んだことを聞いて、例えば、“防災”や“看護”、“食”など問題点を見た時に、それができるために、“人と人で協力”しないとできないことに気づき、人をもっと大事にしようと思いました。もっと子どもや高齢者を大切にしていけるような町づくりをしたいです。
【高校生】「住」というテーマにすると、その結論もバラバラになると思っていた。けれど、皆たどりつくところは同じで、その過程はグループごとに様々だった。自分と同じ考えや違う考えもあり、とても興味深かった。
【大学生】「人とのつながり」を問題点としているグループが多く、誰もが問題意識をもっている一方で、つながりが希薄化している現状があり、行動に結びつけることが難しい問題なのだろうかと思いました。
【大学生】所属する学部や学科によって、同じ住であってもその見方は様々であり、非常に興味深かった。防災や食、地域環境やその土地に住む人々など、住には様々な要素が存在しているが、その根底にいるのは、その地域に暮らす人々であり、人々がつながって、協力し、コミュニティを築きあげることで、これらの問題にアプローチ、解決していけるのだということを学んだ。とても良い経験をすることができました。
【大学生】色々な学校の方の学びが聞けて良かったです。改めて自分の周りの住環境についてや、将来の環境について考え、持続可能性、この先も住み続けていくことが出来る住を考えるきっかけになりました。今後も色々な人が自分のこととして、住環境を考えていくことが出来ると良いコミュニティになっていくのかなと思いました。
【大学生】発表を聞いたり、話し合いをしたりして、人とのつながりとそれをつくるためのイベントが大切だと感じました。今の社会は「個」を尊重していて、それが影響して人とのつながりがうすれていると分かりました。挨拶など気軽にできることからはじめて、サロンや町内のお祭り、ワークショップなどのイベントへの参加につながると分かりました。子どもから高齢者まで幅広い世代が参加し関わり合えることが大切で、みんなが楽しめることも重要だと強く感じました。
【大学生】高校生たちの取り組みや課題意識を聞いて、大学生である自分も本当に勉強になりました。人間中心の暮らしではなく、“地球中心”の視点による暮らしづくりの必要性を強く感じました。
グループワークの様子
さんかしたがくせい